催し物

特別企画展のお知らせ

 10月22日に執り行われる即位礼正殿の儀に合わせ、10月19日(土)から同月25日(金)までの一週間、鎮護国家・五穀豊穣を祈念して国重要文化財の五大明王像を瑞巌寺宝物館にて公開することになりました。
 五大堂に秘蔵されてきた五大明王像は仙台藩5代藩主伊達吉村が享保16年(1731)に500年ぶりに御開帳して以来、33年に一度御開帳されてきました。慈覚大師円仁の御手製と伝えられていますが、近年の調査で10世紀後半から11世紀初頭の作であると推定されました。5体揃っている五大明王像としては東寺、京都・醍醐寺に次ぐ三番目の古さで、東北の仏教美術を考察する上で、重要な木像となっています。
 今回、5体揃っての宝物館での公開は瑞巌寺住職吉田道彦老師の希望により実現しました。が、本来であれば前回の御開帳が平成18年(2006)ですので、次回の御開帳は20年後の令和21(2039)年となるはずでした。一週間という短い期間ではありますが、この貴重な機会に是非ご来館いただき、ご鑑賞いただきたいと思います。

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