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- 宝物館(青龍殿)
青龍殿は千年を越す歴史、奥州随一の禅寺と目される寺格と規模を誇る瑞巌寺の什宝物を保管展示する目的で、平成7年10月1日にオープンしました。
主な収蔵品は、10年の継続事業で修理された、国重要文化財指定本堂障壁画、伊達家歴代藩主画像、書跡、茶碗、歴代住職頂相、墨跡、日本三景の一松島に関する絵画や書、及び発掘調査で出土した中世円福寺関係資料など、約3万点です。
青龍殿では上記の資料を常設と特別展示室とで、季節・テーマにより展示致します。
県文指定「仏涅槃図」「釈迦説法図」をカラーフィルムで再現、国重文「頼賢碑」をレプリカで展示しております。
千余年の歴史を彩る資料-鎌倉時代円福寺開山法身・2代大覚像など、及び伊達家歴代藩主画像、茶碗などを展示します。
当館敷地から、発掘調査によって出土した、中世円福寺の瓦・青磁・笹塔婆・井戸・板碑などを展示しております。
禅文化所産の墨跡(ぼくせき)と大宮司雅之輔(まさのすけ)翁コレクションを、テーマにより展示します。
本堂の「上段の間・上々段の間」を宝物館内に再現し、オリジナルの障壁画(国指定重要文化財)を設置しています。文化財保護の為、期間限定で公開します。
上段の間
上々段の間
大脇差 富田大和守安定作
伊達政宗の20回忌に当たる明暦元年(1655)に二代藩主忠宗が廟所瑞鳳殿に寄進したもの。戦後、伊達家より改めて瑞巌寺に奉納された。仙台市博物館が蔵する同年4月17日付けの銘をもち、仙台東照宮に奉納された大脇差と同形で兄弟といわれている。
(表) | 奉献巨刀一腰奥州宮城郡仙台城下 前州主黄門貞山利公御廟前 明暦元乙未五月廿四日 |
(裏) | 武州江城住人富田大和守安定 到当前仙台作之以奉寄進之弟子安次安倫助之 当前人山野加右衛門尉定兵之模様長短大小 |
(棟) | 切物奥州仙台住 家定作 |
次回展示予定
令和元年12月18日~令和2年4月15日(仮)
※展示は刀身・拵(柄・鞘)のみになります。