格子戸の嵌まった岩窟は鎌倉時代半ば、宋より帰朝し、この岩窟に遁世していた法身禅師と執権北条時頼が出会ったところと伝えられている。
内部には多くの供養塔があり、中央の碑は、当山99世雲居希膺和尚の国師号「大悲圓満碑」である。
かつて、北条時頼公の供養塔もあったが、現在は3つに折れてしまっている。
洞窟手前の右に「楊柳観音」、左に「鎮海観音」の石碑があり、さらに左側奥には、仙台出身の江戸時代の大横綱、谷風と両親の碑がある。