境内

三聖堂(さんせいどう)

天和2年(1682)瑞巌寺101世鵬雲東搏によって建てられた。
名前の由来は、正面に聖観世音菩薩、左に達磨大師像、右に菅原道真公を祀っている事による。
もとは、瑞巌寺参道側に向いていた堂を当山104世夢庵如幻が現在の位置に変更した。
これは江戸時代、瑞巌寺で女人禁制の日が、月に半分以上もあり、女性がおまいりになかなか来られなかったのを解消する為に禁制地の参道を通らずお参りできる様にしたものという。
本尊の1体、聖観世音菩薩は「蜂谷観音」と言われ、鎌倉時代初め頃の作である。
祭日は毎月17日で、近年まで女性だけの観音講が行われていた。
掲げられている額「三聖堂」は鵬雲東搏の筆。

松島町文化財

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